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山のくらし 里のくらしって?

山のくらし里のくらしは、単に山や里の産品を伝えるためではなく、山や里で生活する人々の暮らしを支え、後世に伝えるべき生活を守るため、山や里のくらしぶりを伝えることを大切にしたいと考えています。

<山の暮らし>

四国の中央部には、2千mに迫る急峻な四国山地が、東西に向かって幾重にも重なっているため、谷を一つはさむと往来自体が大変な困難を伴います。その結果、現在もなお、古くからの異なる生活様式が集落単位で色濃く残っています。また、厳しい自然環境は明瞭な四季をこの地にもたらすとともに、四季折々にはこの地ならではの自然の恵みをもたらしています。

例えば、傾斜が急すぎるために水田にすることが不可能な耕作地では、そばや稗(ひえ)、粟(あわ)といった雑穀が盛んにつくられていました。これらの作物は、集落単位で自家栽培を続けていましたので、もともとは同じ種であったはずのものが、今では数多くの亜種として残され、学術的にも貴重な資源として評価されています。
また、まつたけのシロやワサビの株が一子相伝のようなかたちで受け継がれ、季節ごとに食卓をにぎわせているのもこの地ならではの生活文化です。

<里の暮らし>

高知県内の四国山地を源流とする吉野川は、徳島県内の山中を南北に向かって深い谷を刻みながら流れ、三好市池田町でその流れを大きく東に変えたのちは、狭いながらも両岸に肥沃な平地をもたらしています。近世以降の治水事業の充実によって、暴れ川と共存する術を生み出した先人は、山から里に下りて稲作を始めるようになりました。
平地といってもその多くは河岸段丘や扇状地ですので、お米や野菜のみならず、その土地にあった作物として、果物についても多種多様なものがつくられています。いずれの作物についても、厳しい栽培環境を克服するための努力の結果としての収穫なのですが、それぞれの作物について、知る人ぞ知ると言われるつくり手がおり、青果市場に出回ることなく消費されることも珍しくはありません。

<私たちの取り組み>

山のくらし里のくらしは、昔ながらの暮らしの中で現代に食べ継がれ、使い継がれてきた食品や道具を提供することを通じて、私たちのくらしをより多くの方に知っていただきたいと考えています。そのために私たちは、地域で栽培・採集・加工等されている食料品を中心とする多種多様な特産品の中から、これはというひと品をインターネットを利用してご紹介させていただきます。
私たちは、私たちの生活の一部である食品や道具を販売することを通じて、「誰もが安心して産み、育て、学び、遊び、働き、老い、そして逝くことが可能な社会」をこの地で永続させることを目指しています。さらには、ご利用いただくことを通じて縁(えにし)を結ばせていただいたお客様にもそうであっていただきたいと考えています。
山のくらし里のくらしをどうぞよろしくお願いいたします。